「
椿神社のイヌマキ」 (鳥取市金沢498-1)
三津神社に行った帰り、偶然目に止まった大木。その日は時間が無かったので改めて訪ねました。湖山池の西側、県道190の道路沿いに「椿神社」があります。駐車場は無いので100mほど離れた金沢公園に止めました。
道路脇からすぐ神社の石段、数段上ると鳥居。その手前、石段左脇にイヌマキの大木がはっきりと見えます。樹高は目測で15m??

樹木同定はまだまだ図鑑とにらめっこですがイヌマキだけは長細い独特な葉ですぐ分かります。近所のあちこちの庭で良く目にするポピュラーな木。まさかこんな大木になるとは思いもしませんでした。

目通り幹周り3m程。樹皮は独特です。4mぐらいまでは真っ直ぐで、そこから一気に分岐しています。

真横からの姿。巨木とは言えないかもしれないが、老木の雰囲気が漂っています。

真後ろから見ると、伸びた枝先はかなり下まで垂れています。

見上げた姿。少し捻れながら伸びています。やはり樹皮は独特、ぽろぽろとめくれる様な感じです。

さらに回って270°の位置から。葉も多く樹勢はかなり良いです。脇には赤ちゃんを抱えた子安地蔵。

小さな鳥居の額には「椿神社末松大明神」とありました。鳥居を潜ると、うねった
石段が続き、上の方に拝殿が見えています。石段両脇と境内に8本ほど椿の木がありました。

22段の石段上に踊り場があり、さらに7段。その両側に高さ60cmほどの出雲構え型の阿吽の狛犬。

刻字は読めませんでした。

狭い境内のため社殿は真横を向いています。瓦の質素な拝殿、手前には扇形の拝み石。拝殿の正面はすぐ山の斜面。

左に回ると、流造りの本殿。身舎の巾は80cm。

左向拝柱の木鼻。正面は獅子、側面は獏。向拝頭貫上には龍。

正面扉上には波兎、その上には神社名にちなんで椿。

左側面、小さな本殿ですが上部に彫刻が沢山施されています。長押上は松に鷹、その上は牡丹、屋根下はに鶴。

背面は、波兎と菊。

右側面、松に鷹、その上は波頭、屋根下は桐に鳳凰。

鳥取県のイヌマキの大木を調べてみたいと思います。
鳥取巨木巡り一覧 鳥取神社巡り一覧
- 2017/03/29(水) 23:21:49|
- 巨木・神社・温泉・旅|
-
トラックバック(-)|
-
コメント:0