今日もおでかけ

鳥取県の食べ歩き、巨木巡り、神社巡り

2017/08/13
鳥取市佐治町栃原 「貴布禰神社」の本殿彫刻

今日は下調べも兼ねて佐治町の神社巡り。我が家からは恩原、辰己峠を越えて向かいます。峠を下って道路左側、バスの回し場の横に「貴布禰(きふね)神社」(鳥取市佐治町栃原199)の鳥居が見えてきます。
(2019年3月2日追記)
鳥居の刻字は、「明治十七年申閏五月日」、「加路村石工 長■勝重」。加路とは現在の賀露と思います。
01



頭を下げて低い注連縄を潜ると、下草が生えた坂道の様な参道が続きます。両側の枝は切られているので歩きにくい程ではありません。上方に社殿が少し見えています。
02



坂道参道を50m上ると林道をまたいで数段の石段。両側の木に掛けられた注連縄の向こうに簡素な拝殿。
03






本殿は覆屋内。手前にはイチイの老木、そして背後は杉の木立。
04



本殿は入母屋造平入、千鳥破風、唐破風向拝。身舎巾は1.5m程とこぢんまりとしていますが、いたる所に装飾彫刻が施されていて、どこから見ようかと迷ってしまいます。
05



唐破風懸魚は玉を握った飛龍。
06



虹梁上には巾いっぱいに龍。尾がぐるぐると回って菊の様になっています。虹梁にも波文様が全面に彫られています。
07



向拝木鼻は正面が獅子、側面が獏の定番配置。その右の海老虹梁や手挟みにも彫刻が見えています。
08



正面扉両側の扉脇羽目には素晴らしい彫りの降り龍と昇り龍。左昇り龍の尾には剣が握られています。隙間無く、また丁寧に細部まで彫られています。
09



扉上の長押の狭い隙間に体を押し込めた龍。その上の斗栱間には大きな帆船。さらに上には紅葉文様、雲文様などで隙間が見えない程です。
10



向拝の右側面。海老虹梁には波間を飛ぶ三羽の千鳥。上の手挟みは満開の菊。屋根を支える組物もすごい。
11



向拝の左側面。海老虹梁には同じく三羽の千鳥。手挟みは八部咲きの菊。
12



屋根下はこれでもかと細工が施されています。軒は二軒、組物は三手先斗栱、尾垂木と隅尾垂木には彫刻、もちろん斗栱間には蟇股彫刻、身舎の木鼻は象と鳳凰。もうお祭り状態。
13



横から見ると勢揃いしましたと言わんばかりの華やかさ。隅尾垂木は上から、鳳凰、龍、龍です。
14



本殿右側面の斗栱間の様子。ここでも上から下まで隙間無く彫刻で埋められて
います。
15



蟇股彫刻は、右が鶴、左が亀。
16



本殿背面は非常に暗くて思うようには撮れませんでした。蟇股彫刻は右が菊、左が桐。虫食いの穴が散見されます。
17



本殿左側面の様子。
18



蟇股彫刻は、右が梅に鶯、左が松。
19



龍の彫刻が唐破風懸魚、虹梁上、扉両脇、扉上、周囲の尾垂木にあり、本殿を取り囲んでいる構図。人里離れた山奥の小さな神社にこれ程装飾された本殿があったとは驚きでした。

鳥取神社巡り一覧


  1. 2017/08/13(日) 22:10:23|
  2. 巨木・神社・温泉・旅|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント:0
<<鳥取市佐治町畑 「東谷神社」の狛犬 | ホーム | 鳥取市国府町山根 「高鉾神社」のタブノキと本殿彫刻>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

ひさごん&よこりん

04 | 2024/05 | 06
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

Recent Entries

Links

Index

Recent Comments

Category

Archives

Search