今日もおでかけ

鳥取県の食べ歩き、巨木巡り、神社巡り

2017/10/07
岩美町大羽尾 「大羽尾神社」 脇障子の仙人

山陰海岸ジオウオークに参加するよこりんを居組まで送って、岩美町の神社巡り。一週間前に下調べを兼ねて足早に参詣した神社など合わせて6社ほど候補にしましたが、どれだけ参詣できるか。

最初に参詣したのは、海岸近くにある「大羽尾(おおばねお)神社」(岩美町大羽尾175)。地区の海岸沿いの道路を進むとミラー向かいの路地先に鳥居が見えます。車は海岸側の道路脇に止めました。
路地を40m進むと社頭。鳥居の手前に玉垣より高く一対の狛犬。参道が真っ直ぐ伸び、石段が小高い山に消えています。
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阿吽が逆の立ち尾の出雲式座型狛犬。刻字は大正七年五月。顔の向きが石段の方を向いていると言う変わった配置。高さは95cmと大きい。左阿形は子持ち。
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潮風にも耐えて、あまり欠落もなく保存状態は良いです。高い位置で大きいので風格がありますが、視線が合わないのでどちらかと言えば優しさを感じます。
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鳥居を潜って進むと、急な石段が始まり、上方に少し社殿が見えます。
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石段途中、右から葛の様にうねって頭上に伸びているのは、オオバグミ。根元辺りの幹周りは目測40cm。
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石段を53段上ると、右に黒瓦の拝殿、左に稲荷神社。
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本殿は銅板葺き入母屋造平入、千鳥破風、唐破風向拝。八棟造(宮殿造)と呼ばれ、鳥取東部の小さな神社に多い形式で、彫刻が施される事が多いです。
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屋根下は二軒の扇垂木、持ち上げの組物は二手先斗栱、四隅は尾垂木が飛び出て華やかになっています。いくつか彫刻が見えるので順に見ていきます。
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正面は弊殿が潜り込んでいるので唐破風下は全く見えませんが、見上げると向拝柱側面の木鼻は獏です。
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木鼻の上にある手挟みは菊。この写真は左側面ですが、右側面のものも合わせると、蕾から散る寸前までがいくつか彫られています。
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正面扉上、斗栱間彫刻は左右共に波兎。
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左側面の斗栱間彫刻は左右とも亀。(写真上が右、下が左)
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入母屋造、定番の左斜め後ろからの美しい姿。
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本殿背面の姿。何故か斗栱間彫刻はありません。両脇に脇障子彫刻の透かしが見えています。
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そして、右側面の斗栱間彫刻、右は落下して無くなっています。左は海辺の神社らしく、波間に浮かぶカモメ。
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一番印象に残ったのが廻縁奥の脇障子です。中国仙人が題材になっています。左は鶴に乗った仙人。持ち物が笙なら「王子喬」、教典なら「費長房」ですが、羽団扇を握っているので別人か? もし乗っているのが鶴でなく鳳凰で、羽団扇を握っているなら「梅福」となります。いろいろ調べましたが分からないので無難に「鶴仙人」としておきます。
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右は鯉に乗り書を読む「琴高仙人」の彫刻、初めて見ました。鳥取神社巡りでこの先、どんな仙人と出会うのか楽しみです。
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社叢はタブノキ、ヤブツバキ、トベラ、ヒメユズリハ、ヒサカキ、サカキ、ヤブニッケイなど。境内の木々の間から海辺が見え、カモメの鳴き声と共に波の打ち寄せる音が聞こえていました。

神社前の道を左に10mの所に肉彫りされた六地蔵。風化もなく細部も鮮明。「嘉永二年巳酉七月吉日」の刻字。
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鳥取神社巡り一覧

  1. 2017/10/07(土) 22:10:04|
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