今日もおでかけ

鳥取県の食べ歩き、巨木巡り、神社巡り

2017/10/17
東伯郡北栄町原 「元野神社」の本殿彫刻

栗拾いの途中、偶然立ち寄った神社。日を改めて参詣しました。

北栄町の原集落内に入って小さな道を進み山側に曲がると正面に「元野神社」(東伯郡北栄町原912)の石段が見えてきます。
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まっすぐ一直線の石段を80段上ると、「文化六年巳四月吉日」刻字の鳥居、額は「平野社」。鳥居右背後には「文政五午六月日」刻字の手水鉢。そして随身門。
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随身門を潜ると明るい広々とした境内、右に社殿、左隅に木製の鳥居。地区の左外れから山に向かう道路を進むとこの鳥居が見え、車で境内まで行けます。
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拝殿は黒瓦の入母屋造平入、軒向拝。手前には一対の狛犬と灯籠。周りには高い樹木はほとんどありません。
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狛犬は出雲式座型、高さは67cm、昭和39年と新しい。
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本殿は銅板葺き、入母屋造平入、正面に大千鳥破風を置き、向拝は唐破風。
この形式は八棟造(宮殿造)などと呼ばれます。
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この形式は屋根下が装飾でにぎやかになります。扇垂木の二軒、屋根の持上げは二手先斗栱。お目当ての彫刻も沢山施されています。
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正面から順に彫刻をみていきます。向拝の唐破風懸魚は隙間から斜めに見るのではっきりしないが、牡丹唐草文様?
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向拝屋根下の様子。
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向拝水引虹梁上には横幅いっぱいに彫りの深い龍。
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龍の上、唐破風入りの彫刻は、なんと「猩々」の一場面。この位置に猩々を置くとは予想外。酒売りの高風と酒好きな猩々、中央には猩々が高風に与えた尽きる事のない酒壷。丁寧な彫りと計算されたかの様な木目で美しいです。酒造りと間違えられる題材です。今まで植松神社、神崎神社、酒賀神社でこの彫刻を確認しました。
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木鼻は向拝柱正面が獅子、側面が獏、奥柱が象と言う定番の組み合わせ。
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正面扉上の彫刻。下の羽目板部は麒麟。上の斗栱間は桐と鳳凰、尾羽を垂直にたてて、なびいている様子を強調。浮き上がって見えます。この様な彫りは初めて見ました。嵌め込みだろうか。
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向拝側面にも上下に彫刻があります。
向拝左側面、下は小猿を守る親猿、親猿の視線の先には獲物を狙って飛び立とうとする鷹。緊迫した場面がよく伝わってきます。「鷹襲猿」の構図。
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向拝右側面、下は首と尾を持ち上げて警戒している蛇、上は狙いを定めよう
とする鷹。
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左斜め奥からの本殿の様子。
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屋根の持上は二手先斗栱、四隅の尾垂木にはそれぞれ龍頭の彫刻。
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身舎の3面の斗栱間には正面と同じ様に横幅いっぱいの彫りの深い彫刻があります。
身舎左側面、蕾と満開の牡丹。花びらが飛び出して立体的。
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身舎背面、同じく2態の菊。
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身舎右側面、松に鶴。
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どの彫刻も彫りが深く立体的、かつ大きいので見応えがありました。特に印象に残るのは「猩々」と「猿と鷹」。猩々はずっと酒造りと間違えていたいわくつきの題材。猿と鷹の対峙は構図に込められた願い。

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  1. 2017/10/17(火) 23:01:48|
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