初詣は3日にご近所さんへ。そして日を改めて神社巡り開始は倉吉市から。清谷集落の奥へと進むと小さな道路脇に「上里神社」(倉吉市清谷1217)の石段。

でこぼこした石段を97段上ると鳥居(寛政十二年)。手前右に手水鉢、鳥居の正面にはスダジイの大木(幹周り実測4.17m)。

大木の右に石段があり随身門へと続いています。

門を潜ると20m先に社殿、参道両脇には灯籠と狛犬。

盤座下から尾頂まで84cm、凝灰角礫岩製構え型狛犬。

拝殿は中部では珍しい切妻造妻入りに妻入向拝。

本殿は赤く塗られた金属板葺きの流造り、正面に千鳥破風を置き、向拝は唐破風。

向拝側面が板で覆われているので正面内部は見えません。それでも向拝柱の木鼻、繋ぎ虹梁上の蟇股、屋根下の手挟みに彫刻が見えます。

繋ぎ虹梁上の蟇股。左側面は何かを採ろうとしている手の長い猿、右側面は鶴と亀。

本殿左妻部。組物は一手先斗栱、左右の斗栱間に蟇股彫刻があります。本殿右妻部にもまた本殿背面にもそれぞれ2つ蟇股彫刻があります。見えませんが正面にもあるはずです。

本殿左側面。右蟇股(写真上)は二羽の波兎、左蟇股(写真下)は梅。どちらも少し欠損があります。

本殿背面。右蟇股(写真上)は波頭、左蟇股(写真下)は杜若。

本殿右側面。右蟇股(写真上)は牡丹、左蟇股(写真下)は鯉。
鳥取神社巡り一覧
- 2018/01/11(木) 23:11:03|
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