29号を進み、八頭郵便局を通り過ぎると右手の田畑の中に「伊蘇乃佐只(いそのさき)神社」(八頭郡八頭町安井宿297)の小さな社叢が見えてきます。目指して進むと横の駐車場に着きました。改めて鳥居(文化八未年十一月日)から参詣。

潜って50m先の参道脇に灯籠。社叢の右に沿って参道が続いています。

社叢を右に回ると石段上に四脚門。

門を潜ると石畳参道、正面にコンクリート製の拝殿。

参道両側に6対の灯籠と3対の狛犬。

最初の狛犬は、高さ79cm、丸台座の出雲式座型。彫りがくっきりとして保存状態は良好。左吽は玉を前脚で抱えています。刻字は「明治三十六年九月吉日」。

2番目の狛犬は、高さ69cm、丸台座の座型。参道側に少し傾げ上向き。刻字は「文政十三年庚寅八月日」。

前に出た口吻、歯列が鋭い口、タレ目、少し張り出した耳、などに特徴があります。

硬い石なのか全体的に彫りは浅く、鬣や顎髭は線刻に近い。腹下や前脚間など刳り抜きはありません。

尾は体に張り付いた薄い団扇尾風。とてもユニークな狛犬です。

3番目の狛犬は、高さ95cm、丸台座の出雲式座型。刻字は「昭和五年五月」。

阿形は子持ち。細部まで手抜きの無い丁寧な彫りです。

流造の本殿も拝殿同様コンクリート製。
鳥取神社巡り一覧
- 2018/01/21(日) 22:25:13|
- 巨木・神社・温泉・旅|
-
トラックバック(-)|
-
コメント:0