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2018/09/15
倉吉市関金町泰久寺 「神田神社」の狛犬

以前一度足早に参詣し、角材顔で捻り尾の狛犬を確認していました。この独特な風貌の狛犬は中部の限られた範囲に数体います。

県道45を大山池方面へ進み、泰久寺地区の右の小さな坂道に入ると、道路脇に「神田神社」(倉吉市関金町泰久寺632)の社頭。すぐに石段が始まり、両脇に灯籠、11段上に鳥居。右の灯籠の刻字は「明治廿九申六月吉且」、「石工當邑 日𡌛勇吉」、𡌛は「野」の異体字。左の灯籠の刻字は「安政四歳 巳孟冬吉且」。
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鳥居の背後にお目当ての狛犬。正面10m先に拝殿。
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高さ65cm、丸台座の座型の狛犬。硬い石(凝灰岩?)なので彫りがくっきりしています。特徴は顔の造形と尾の捻れ。尾の捻れが阿吽共に右捻れと珍しい。丸台座は石質が違いかなり風化しているので違う狛犬のものと思います。
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顔を45°参道側に向けています。特徴のひとつは顔の左右の中心が角材の角の相当する角材顔。脚絆を着けた様な前脚で爪先がとがっています。
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眉毛は水平でそのまま耳辺りまで伸び、耳は大きく横に張りだしています。目は卵形で丸い線刻で瞳が彫られています。特徴のある鼻は扁平で凸形に図案化され、鼻孔は線で表現。上唇の襞は二重で耳近くまで。顔の造作は、この系列の狛犬の最大の特徴となっています。
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左吽形正面から。鼻が角にきているのがよく解ります。側面は顔、胸、脚と真っ直ぐな線、つまり切り出された石の形状そのまま。
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左吽形背後から。後頭部鬣は4本ロール。尾の下部は左右に4つに分かれていますが毛筋が変わっていて下から交互に水平、垂直、水平、垂直の毛筋。もう一つの特徴である尾の上部は太い強捻れ尾。
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丸台座の下に基礎の角台座が上下に2つあり、それぞれに刻字があります。上は「明治十二夘 ■八月日」、「石工 石井登一良」。下は「文政九戌六月吉日」、「石工 セキ 成平」。さて、この狛犬は文政か明治か? この角材顔・捻り尾系は銘があるものは元治・慶應・明治で文政とはかなり離れている点、またその中にフクトミの石井姓の石工さん作もあるので、この狛犬は明治期のものと判断。
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角材顔捻り尾タイプはこの神社の狛犬がユセキ(現関金)の石工さんかもと思っていたため「関金・福富捻り尾」と独自に分類していましたが、今回の参詣を機に「福富捻り尾」とします。
現在まで「楯縫神社」、「耳神社」、「立見神社」、「福富神社」、「大正神社」、当「神田神社」を確認しました。知っている範囲ではこれが最後となりましたが、どこかで偶然会えるのを楽しみにします。


狛犬を通り過ぎると正面に赤瓦、入母屋造、平入、軒向拝の拝殿。右にタブノキの巨木の跡、若木が伸びています。
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本殿は流造。彫刻類はありません。
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社叢はツバキ、タブ、スギ、モミジ、サクラ、サカキ、スダジイなど。境内左端に一際大きなスダジイの大木、幹周り実測3.80m、高さ目測20m。
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  1. 2018/09/15(土) 22:56:13|
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