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2018/12/22
東伯郡三朝町東小鹿 「小鹿神社」の狛犬

ナビに従って三朝町の県道33を進み、近くなったら左の工場手前の道を上って行く、坂道途中右の脇道に入ると、桜並木の向こうに「小鹿神社」(三朝町東小鹿1516)の鳥居が見えてきます。
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道はそのまま参道となり鳥居に繋がり、背後には簡素な参籠所兼神輿庫、鳥居手前右に水盤。
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朝顔型の水盤。受け台部は樹木を模して彫られています。刻字は「安政四年巳九月吉日」。この水盤と受け台部は三朝町大瀬「大宮神社」のものと瓜二つ。
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参籠所を潜ると真っ直ぐ参道が伸び、20m先の石段上に拝殿、石段下両脇に狛犬、さらに手前右に灯籠(刻字は「天保三年辰五月日」)。
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FB友のK氏から情報を得ていた狛犬。左右とも正面を向いています。情報では左右で石工さんが違うそうです。
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刻字を確認していたら当番で掃除に来られた年配の方と1時間程話し込んでしまいました。昔は土俵もあった、浦安の舞いも奉納した、神輿も出したけど今は出来なくなった。3年前に傾いた拝殿を補修したなど。苔むした狛犬の苔を少し取っても良いかとお聞きすると「良いよ、総代に言っておくから」と。

【右の阿形】
高さ79cmの座型、台座は長方八角形。がっしりした体躯で首を少し傾げています。刻字は「文政五年午九月日」、「八橋町 石工 五良右■」。■は「ェ門」のくずし文字らしい(大慈寺の狛犬の刻字解読された方の見解から類推)
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大きく開けた口から太い牙が覗き、上唇がうねって歯茎があらわになっています。顔の輪郭は円でふっくら、耳は小さく張っています。これはブルドッグ顔。
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尾は左右に複雑に分かれで渦巻き、背中に張り付いています。また背骨の稜線も表現されています。
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【左の吽形】
高さ75cmの同じく座型で八角台座。唇の大きなうねりはこちらの方がはっきりしています。刻字は「文政五年午九月日」、「湯村 石工金四良」。
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目の下、頬骨が高く飛び出ています。
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こちらは苔が付いていないので彫りがはっきり見えます。同じく複雑な分かれの尾。阿形に比べて彫り筋は太く浅い。鬣はロール房。
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それぞれ別の石工作となっていますが、果たして別々に彫ったのか疑問が残ります。何となく師匠が五郎右■で弟子が金四良で、2人で作業したのでは?
さて、このブルドッグ顔にそっくりな狛犬がいます。八橋「諏訪神社」、倉吉市長谷「大慈寺」、倉吉市志津「倭文神社」、風貌から判断して、これらは全て「八橋 石工 五郎右衛門」さんと考えても良いでしょう。他に作品を1点確認していますが、紹介はいつか。


5段上に、入母屋造、平入、唐破風向拝の拝殿。目立った彫刻はありません。
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本殿は1間x2間の大社造変態、唐破風向拝。少し彫刻が見られます。本殿亀腹の刻字は「明治廿二己年」、「東 石工 鈴本乙武」、東は東小鹿の事か?
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向拝下の彫刻ははっきり見えません。木鼻は正面が獅子、側面が獏。
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本殿身舎の様子。屋根下、廻縁下それぞれの斗栱が目をひきます。
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本殿側面の様子。屋根の持ち上げは二手先斗栱。斗栱間には彫刻が施されています。
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斗栱間彫刻。正面は牡丹に獅子、背面は波に燕。
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側面斗栱間彫刻。左側面は松に鶴、右側面は桐に鳳凰。
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廻縁下の腰組は連二手先斗栱で重厚。中備や小板には波の彫刻。腰組は小さな本殿では珍しいです。
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本殿左に境内社。大社造り変態、唐破風向拝。この大きさのこの造りは中部で多いタイプ。
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向拝部。唐破風懸魚は牡丹、虹梁上は龍、その上の破風入は鳳凰。向拝柱の木鼻は正面が獅子、側面が獏。
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向拝側面の繋虹梁上にも彫刻があります。右側面は菊、左側面は枇杷に鳥。
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身舎4面の斗栱間にも彫刻があります。正面は波に宝珠、背面は牡丹。
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左側面は亀、右側面は鶴。
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本殿右にも境内社。切妻造妻入、庇向拝。手前に小さな狛犬。灯籠の刻字は「寛政九年巳九月吉日」
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高さ27cmの構え型。目は大きく飛び出した感じ、口いっぱいに大きな玉を咥えて、口端からは鋭い牙。尾は浅い筋彫り。石は固そう。刻字は見あたらず。
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