この日のランチは米子市と接する辺りの境港市のお店。お店の周辺の神社を次々巡りました。
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「寄會神社」(境港市新屋町826辺り)
脇道横から少し下がって鳥居。

潜ると100mぐらい参道が伸びています。両脇に崩れた灯籠や新しい灯籠、中間辺り右にエノキ、両側にケヤキ、そして拝殿へと。

参道途中左の境内社前には丸台座の出雲式座型がありますが阿形のみ、吽形は地面に半分埋もれて横たわっています。拝殿前には2対の狛犬。

手前の狛犬は盤座下から67cmの出雲式構え型。刻字は「昭和三年十一月」。

奥の狛犬は高さ64cmの出雲式座型。刻字は「昭和三年秋」。

拝殿は赤瓦の切妻平入、唐破風向拝。破風入りには龍の彫刻。

向拝柱側面の木鼻は見返りの獅子。巨大な目でちょっとひょうきんな顔つき。

向拝奥の海老虹梁の下には象の木鼻。珍しい位置にあります。

本殿は大社造変態、彫刻はありません。

本殿裏には数本のクロガネモチ。この季節赤い実が鮮やかでした。

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「幸神神社」(境港市幸神町1378−1隣り)
道路脇、玉垣に囲まれた社地。中央に鳥居、左に社号標。

16段上に二の鳥居、両側に1対の灯籠(刻字は「文久二戌十一月吉日」)、参道右に手水舎、左に神輿庫、両側に新しい狛犬、正面に拝殿。

拝殿は入母屋造平入、軒向拝。

向拝虹梁上の蟇股彫刻は彩色された双龍。

本殿は切妻造妻入、庇向拝。屋根の持ち上げは出組。

境内右に流造の境内社。

さらに右に4基の小さな石の社。その中に1対の狛犬。

高さ49cm、出雲式座型の狛犬。刻字は「昭和七年九月廿八日」

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「高松神社」(境港市高松町573)
境線高松町駅の線路を挟んで隣り。道横に鳥居、真っ直ぐ30m先に拝殿。参道両脇に3対の灯籠と2対の狛犬。

手前の狛犬は、盤座下から尾頂まで98cmの出雲式構え型。とてもくっきりした彫りで、左吽形は玉を押してます。そして吽形は出雲式には珍しい性器表現。刻字は「昭和四年旧九月廿八日」。

奥の狛犬は、高さ82cmの出雲式座型。刻字は「明治四二年九月」。

拝殿は入母屋造平入、軒向拝。

本殿は春日造変態。屋根の持ち上げは出組(一手先斗栱)。正面は覆いのため見る事はできませんが、身舎側面に彫刻が少しあります。

身舎左側面。上のはめ板彫刻は菊水、下の中備彫刻は牡丹。

身舎背面。上のはめ板彫刻は同じく菊水、下の中備彫刻は亀。

身舎右側面。上のはめ板彫刻は同じく菊水、下の中備彫刻は牡丹。

境内右には稲荷社。おりしも鬼太郎列車が入ってきました。高松町駅は別名「すねこすり駅」。
鳥取神社巡り一覧
- 2019/01/08(火) 22:55:32|
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