2月3日、雨で中断した県道49沿いの神社巡りの続きを。
上原地区の南外れ、横枕への分かれ四つ角の田んぼ向こう、山裾に「上原神社」(鳥取市上原693)の鳥居と立派なしだれ桜。

潜って12段上ると、左に直角に石畳と石段が続きます。途中左に、粗い石積みの上に灯籠。

灯籠を右に曲がって参道は真っ直ぐ100m、途中何基もの灯籠。突き当たりを右に緩くカーブする左に手水鉢。

曲がって40m先に拝殿、参道脇に狛犬と灯籠。

最初の狛犬は、高さ80cmの出雲式座型。刻字は「大正六年六月吉日」。

次の狛犬は、高さ89cm、丸台座の出雲式座型。少し前脚を前にしたタイプ。刻字は「明治二十二年十一月吉日建立」。

拝殿は入母屋造平入に軒向拝。

本殿は流造。彫刻は少しあります。

本殿正面両脇に随身様。

向拝虹梁上には龍。

向拝柱の木鼻は、正面が獅子、側面が獏。

側面の妻部。大瓶束の結綿と斗栱間の中備に彫刻が見えます。

結綿は珍しい蝙蝠の彫刻。

斗栱間には獅子。上から左側面、背面、右側面。

本殿左の境内社。灯籠に目が引き寄せられます。

来待石製の灯籠。基礎は波、竿は龍、請台は雲の彫刻が施されています。

竿は龍がぐるりと巻き付いたデザイン。見事な彫りなので石工銘は無いかと捜しましたが刻字は「明治廿三年庚寅六月吉日」のみ。
鳥取神社巡り一覧
- 2019/02/07(木) 22:03:09|
- 温泉・観光・風物・史蹟|
-
トラックバック(-)|
-
コメント:0