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2019/03/02
鳥取市佐治町高山 「高山神社」の華麗な本殿彫刻、十二支他

佐治川の北側、高山地区を山の上までどんどん上って行くと、坂道の途中に石垣を積んだ「高山神社」(佐治町高山84)の境内が見えてきます。9段上に鳥居、その両脇に灯籠。右の灯籠の刻字は「明治卅六年十二月」、「石工 茂上久太郎」。左は「安政二歳卯三月吉日」。
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鳥居から参道20m先に随身門。
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門を潜って10段上に質素な拝殿。
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回り込んでびっくり。覆屋内に入母屋造平入、正面に千鳥破風を置き、向拝は唐破風の本殿。このタイプは鳥取県東部に多く八棟造と呼ばれたりします。そして彫刻が施されている事が多いです。
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さらに近づくと、あらゆる所に彫刻、そして屋根下も廻縁下も斗栱で受けられ豪華そのもの。順を追って見ていきます。
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向拝虹梁上には龍、とても立体的で尾が浮き上がっています。虹梁には渦と波頭の彫り。向拝柱の木鼻は定番配置の正面が獅子、側面が獏。
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正面も重厚。扉には社紋の五三桐と十六菊。両側の扉脇羽目にも彫刻。
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扉脇羽目の彫刻。左は兜を着け剣を持った中国風武将、右は宝塔を手にした邪鬼。左右合わせてのモチーフだとすると持国天。
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見上げるとそこらじゅう装飾が施されにぎやかです。向拝柱上部の手挟みも、柱と身舎を繋ぐ海老虹梁にも彫刻。軒は扇垂木の二軒、屋根の持ち上げは三手先斗栱。飛び出ている尾垂木、隅尾垂木には鳳凰、龍の頭。下の頭貫の木鼻は両隅が象、中央は珍しい麒麟。
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手挟みは左が八分咲き、右が満開の牡丹。、海老虹梁は左が昇り、右が降り伊勢海老。写真上が左側面、下が右側面。神社彫刻では左右で形態を変えるのが普通です。
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屋根下の装飾は一番下が牡丹唐草、その上は左右に斗栱間彫刻、さらに上に身舎を一周する龍、最上部は葡萄葉唐草。

正面斗栱間彫刻。社紋の左が桐、右が菊。
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左側面斗栱間彫刻。左は亀仙人の黄安、右は瓢箪から駒の張果老。
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背面斗栱間彫刻。左は松の上に鶴のひな、右は飛翔する親鶴。
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右側面斗栱間彫刻。左は不明、右は鶴に乗って書を読む費長房。
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屋根下だけでも華やかでしたが、廻縁下はさらに凝っています。廻縁下の組み物は三手先の腰組。斗栱間や腰板にも彫刻がびっしり。
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正面の廻縁下。上の斗栱間彫刻は亀、下の腰板は十二支。
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右は大根と鼠、左は梅に牛。
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左側面の廻縁下。上の斗栱間彫刻は犀、下の腰板は十二支。
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右は竹林の虎と兎、左は龍。
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背面の廻縁下。上の斗栱間彫刻は獏、下の腰板は十二支。
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右は桜の樹下に蛇と馬、左は南天?と羊。
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右側面の廻縁下。上の斗栱間彫刻は獅子、下の腰板は十二支。
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右は枇杷に猿と鶏、左は笹藪の犬と猪。
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本殿階段両脇に高さ66cmの出雲式座型の狛犬。「明治卅四年五月日」とあるが覆屋内なので雨に濡れる事も無かった様で非常に状態が良いです。風化も崩壊も全く無い。
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海老虹梁の伊勢海老や廻縁下の十二支などすごい本殿彫刻でした。これだけの本殿にはどれだけの財力が必要だったのか。

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  1. 2019/03/02(土) 22:35:11|
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