倉吉市市内、国府川の左岸堤下の地区を進むと辻角に金毘羅灯籠(刻字「明治四十二年六月」)。進むと樹木に覆われた「村上神社」(倉吉市巌城1536)の社頭が見えてきます。

突き当たりに鳥居、左に社号標、すぐに石段が上に伸びています。タブノキとスダジイが覆い被さっています。鳥居の刻字は「天保六年未三月吉日」。

鳥居を潜ると左に手水鉢、そして樹木に覆われて薄暗い石段。

来待石製手水鉢には波兎。縁には盃状穴。

石段右と左にタブノキ、28段上に潜り参籠所。

1本に見えていた左の大木はタブノキとムクノキの癒着木。ムクノキは目測幹周り4m、高さ30mと大きいです。2本合わせると幹周りは5mぐらい。

参籠所を潜るとすぐに石垣。17段上に拝殿、石垣両隅に狛犬。

盤座下から65cmの出雲式座型。刻字は「松江寺町 安田幸八作」。

境内は一面苔むしています。

大社造変態、唐破風向拝の本殿は高い場所にあります。

向拝虹梁上は龍、向拝柱の木鼻は正面が獅子、側面が獏。

身舎3面にも蟇股彫刻があります。右側面は梅に鶯、左側面は菊、背面は桐。

社叢は倉吉市保存林に指定されています。豊かな樹種、タブノキ、ムクノキ、スダジイ、カゴノキ、モチノキ、シラカシ、ウラジロガシ、ソヨゴ、イヌシデ、ツバキ。全て銘板がつけられよくわかります。
鳥取神社巡り一覧
- 2019/06/16(日) 22:20:30|
- 温泉・観光・風物・史蹟|
-
トラックバック(-)|
-
コメント:0