新温泉町浜坂地区の南側、住宅街を抜けて進むと「宇都野神社」の大きな鳥居。右に社号標。

鳥居を通過して、両側に自然石の灯籠が並ぶ道をしばらく進むと社頭。真っ直ぐ伸びる参道、右に社務所、その前の両脇に狛犬。

高い基礎の上に乗った巨大な出雲式構え型の狛犬。今まで確認した出雲式構え型の中では最大級。

右阿形は玉押さえの子連れ、左吽形は玉押さえ。台座には社紋の丸に橘。高さは直接測れないのでレーザー測定器で。盤座下から尾頂まで145cm。

刻字は「昭和九年六月」、「作人 伯耆境港 髙岡石材店」。

狛犬を過ぎると左に手水舎。手水盤には紅葉、正面には鮑が彫られています。

数段上ると左斜めに石段。手前の灯籠刻字は「大正十二年六月建立」、「工作者 石谷義之助」。

石段手前を右に曲がると参道が伸び蛭子神社。途中、右に麒麟獅子像。

社殿は入母屋造妻入に唐破風。

虹梁上は龍、その上の破風入りには力神。

向拝下には高さ90cmの出雲式座型の狛犬。本来の台座はありません。

石段下に新しい狛犬。その狛犬の台座は先ほどの狛犬のもの、刻字は埋もれて確認不可。上方に紫の何か?

63段で境内。紫の風車トンネルの先に拝殿。拝殿までの参道両脇に2対の狛犬。

手前は高さ80cm、出雲式座型の狛犬。

刻字は「明治廿四年夘旧六月吉日」。しかし、阿吽で作風が異なっている感じがします。右が古い様な。

右吽形。頭頂が丸く、顎を上げ、目が窪んでいる。これらから天保期辺りか?

奥は高さ79cm、青銅製の狛犬。刻字は「昭和三十九年」。

(
後半に続く)
- 2021/10/09(土) 23:45:31|
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